2012年3月21日水曜日

現地業務費

3月に入ってプロポーサルを書きました。きっかけはボランティア調整員が近くに来るついでにミゴリにも来てくださる機会がありまして、書類を渡すだけはもったいないのでUPESIグループも見てもらおうと段取りしたわけです。会ってもらってとても気に入ってもらい、現地業務費(業務に必要な費用を配属先が出せない場合負担してもらえる)を申請しようという流れになったわけです。


年度末で日にち本当ギリギリの中、カツカツだ~と言いながら申請書を何度も書きなおし、ナイロビにしかない商品の見積をナイロビにいる同期に頼み、ミゴリでも見積を2か所とり、配属先にレターを書いてもらい…何とか調整員の協力もあり通りました。買った商品はというと…


●オーブン 使用目的:大豆・豆乳・おからを使ったカップケーキ、クッキー、ソイジョイなどを作る。 効果:これまでケーキを鍋で作っていたので販売価格が高い、販売先がない、作れる商品が少なかった⇒解消

 ●大豆用の機械 使用目的:豆乳、豆乳ヨーグルト、おから。作るときに出てくるおからは豆乳と別々になって出来上がる。 効果:UPESIグループはこれを農業省からもらって豆乳に使ってたんですが去年6月頃に壊れて以来、作れず。そして売り上げも半減。なので収入アップが期待できる。


2番目の機械に至っては私がこのグループに出会ったときから「この機械があればね~」「この機械が欲しいんだよ~」って言われてたものだったので遅くはなりましたがやっとお母さんたちに渡すことができます。ちょっと感無量…小さいですけど活動が一つ形になったということで嬉しい。嬉しいついでに量りとなんていうんでしょう、ビニールを熱でくっつけれる機械も買いました。今まで商品をポリ袋に入れて火でくっつけてたのですがこれは楽!みんな喜ぶだろうな~

これからははりきって商品開発と大豆の普及に精進していきますよ~


あと機械以外にも9割は自費ですがお店の改装(屋根から壁、床まで)もしています。家賃が高くて引っ越して見るも無残な店だったんですが、立地はタウンに近いから売り上げもよくなったし、周辺住民にとってアクセスしやすいためか店の前に井戸かポンプがministryによってタダで作ってもらえることになり水にも困らないし。スーパーなんかに売るにはある認証とバーコードを取得しないといけないんですが、お金もだけど条件が厳しいんですよ。水へのアクセス、店の清潔さ。。。次の目標はこれらの取得!



心境の変化なのか、前はやらなきゃやらなきゃ!って感じだったのが総会の後ぐらいから「なるようになるさ~はへ~」ってな具合にいい感じに脱力系?で、そして食という楽しみを見つけ(前みたいなパンのバカ食いではなく)、楽しく気楽にやっています。
・・・いや、自分仕事もっとがんばれよ! -_-;

いろいろ・・・

ブログまた久しぶりの更新となります。催促を何度かされました。私も書きたいと思うんですよ~でもネット環境があまりに悪くてメールを読むのさえおっくうなのです。メール返信するのに一苦労。ブログで写真を貼れたら奇跡。そんな感じなのです。

前回のブログはミゴリの犯罪について書きました。その前にも色々あったのでそれも書きます。まず2月、この月はボランティア総会という半年ごとにボランティア全員集まって2日にかけ話し合いをするんです。ドミトリーの使用とか活動を円滑にするための意見をボランティアが発案して賛成反対と意見交換したり、グループでディスカッションしたり。今回は司会を頼まれやりました。90人近くを前に緊張するかと思ったら…しないんですね~司会みたいなの好きです。大阪研修ぶりの猪木もやりました(笑)
 

旅行もしました。カカメガフォレストといって西にあるアフリカ唯一の熱帯雨林。行ったことないけど屋久島みたいだと思います。もののけ姫の世界。10人近くで先輩もはじめてあった人もいました。大勢は楽しい。ベッド争奪戦でやったトランプ、即席演劇。早起きしてみた朝日は感動しました。霧がかかった森の上から朝日が昇ってくる…青春でした。口から出てくる言葉もくさいものばかりで。そういうくさいの好きだな~


3月はプロポーサルを書いたのと、つい先日クワヘリパーティーに行ってきたこと。プロポーサルについては次のブログに書くとして。クワヘリとはスワヒリ語でお別れという意味でボランティアは3カ月ごとに新しい隊次が入ってくるかわり、やはり3カ月ごとに先輩隊次は帰国していっちゃうんですよね。今回は20人近くも帰国してしまいました。だいぶさみしくなります…とってもノリが良くて濃い人たちだったので、ケニアボランティアも雰囲気変わるだろうなぁ。私もあと3ヶ月すれば1年。…早かった!もっと頑張ろうと思ったのでした。

2012年3月6日火曜日

ミゴリ事件簿

昨日までプロポーサルの件でばたばた・・・でもやっと終わりました。
すっきりして職場に行ったはいいけど、同僚に朝からブルーな気分にさせられました。


昨日の朝、配属先近くの学校(以前ぷら~っと行っていきなり授業させられたとこ)の4歳の女の子が授業費を家に取りに行くよう言われ家から学校へ向かっている途中、林の中に連れ込まれ首を絞められそして両腕両足を切断され犯人は荷物をうばって逃走。
これを聞いて鳥肌が立ったわけです。
たった4歳の子供なのに。しかもバラバラに・・・
なにより近所で、前に一人で歩き回ってたところなので恐ろしい。
同僚からも「ここらへんは一人で動き回ったらいけないよ、
とくにあなたの白い肌をみてカバンの中には大金が入ってると思うんだから。」と言われてたけど最初の頃は仕事がないから一人村落だ~ってやってましたけど、今思うと何もなくてよかった。
もう一人では歩かないようにしよう。


あと、ちょうど警官がオフィスに来ててミゴリの事件について話を聞きました。
感想は「ミゴリってそんな危ないとこだったの?」
今まで聞いたことあるのはデモをしてて警官に撃たれたとか、銀行の前で泥棒が半殺しにされたとかだったけど。

先月の18日間の間にこの警官一人がミゴリ内でひきとった死体の数・・・なんと24体!その中にはパンガ(普段は草を刈ったりするための大きなナイフ)で頭を何回も刺して目が取れてたとか頭の肉がはぎ取られてたとか体をバラバラにしてあったとか、まぁなんとも残酷な殺し方が多い。グループのお母さんからもよく聞くけど、最近バラバラ殺人事件ばかりです。犯人の心境が理解できません。よくそんな残酷なことができるなと。浮気が理由でバラバラにしたとか。

グループのママたちは「さっき話したあの人は泥棒だから。」とか「あの人は銃をもっててよくゆかりの家はどこなんだときいてくるのよ。絶対声をかけられても話してはダメよ。」とアドバイスをくれます。そういう人がいるのはとても大事で、信用できるのは男よりママたち。家に行っていい?と言ってくる男は本当かんべんしてくださいと心から思う。いいわけないだろー!