2011年9月10日土曜日

すごい女性との出会い

以前、配属先にDC(district commissioner)というかなり偉い人が大豆の土地を買いたいと来て同行しました。
その時に「Migoriに大豆を使った料理を作っている女性グループがいるぞ」と教えていただいてぜひ会いたい!と思ってた。
でもどこにいるのか何ていうグループなのかわからず、どうしたものかと思ってたら、今住まわせていただいてる大家さん?奥さんが知ってるということで連絡取ることができました!(この奥さん、今では良い友達で、人脈もあるし協力的で本当にこの家にこれてよかったと思っています)

そのグループは私がすむ場所から40分弱歩いたとこにあります。



UPESHI WOMEN GROUPの店 
  
UPESHI WOMEN GROUPというグループ。
15人のメンバー全員が未亡人、交代でこのレストランを経営しています。メニューは大豆を使ったもの(soya milk, soya flour, soya cake, soya meat, soya nut, soya chapati, soya mandazi....)あとはキャッサバを使ったメニュー、サツマイモジュースなんかもあります。豆乳は近くの診療所にも配っているそう。彼らは孤児、片親のいない子供たち合わせて63人の面倒をみんなで見ています。子供たちの学校もあるんです。(2~10歳、年齢に分かれて3教室ある)


学校と生徒
 

そんなグループのchair ladyであるAliceはとても陽気で気さく、バイタリティーあふれる女性。jiko(かまど)をご存知でしょうか?ケニアではかまどを使って料理する人がたくさんいますが、従来のやり方である、3つ石を置いて真ん中に薪をしいて料理する方法だと煙はたくさんでるわ保温効果はないわ薪の消費量も大きいわで使い勝手がよくない。そこでAliceが普及しているかまどかがこれ。保温効果もあり、薪は2本でOK。農業省から声がかかって色んな所でデモンストレーションしたり普及活動をしているそう。でもいつか改良かまどをぜひ紹介できたらと思う。


Alice作・かまど


色々と素晴らしい活動をされているグループだけど、一つ大きな問題が。豆乳などを作っていた機械が壊れてしまっているのです。原因は停電後にコンセントをつけっぱなしにしていて再度ついたときにおこる高圧の電力によってショートしてしまったこと。なので今は収益が機械がある前と後とで大きく下がってしまっているのです。機械はksh14000と出せない額ではないのですが、私が出しても意味がないと思い、方法を考え中です。JICAのプロジェクトを利用するか(最低3カ月かかる&メンテナンスがいるものは難しい)、寄付金を募るか、どうしたものか・・・

でもそんな問題をかかえてても明るいのがケニアの人たちのいいところ。ダンスと歌が大好きな彼らが大好き。これから一緒に活動を広げていきたい。



歓迎の歌。グループ作の大豆の歌もある(笑)