2011年9月15日木曜日

「勉強させてください」

先週の水曜のこと。
以前書いたようにタウンには大豆専門の小さな会社Kのオフィスがあります。
配属先がなかなかそこに行くことにOKを出してくれないと以前書きましたが、理由がわかりました。
・その会社は家族で経営(夫婦・息子)で結構農家から金をむしりとっている(と言ってるが真相は不明)
・配属先の土地を借りて農家に配る大豆を作っているが、世話をしているのは配属先。収穫できたら持っていくだけ。前にその会社が新聞に掲載されたが、配属先で撮ったと思われる大豆の写真がのっていたのに、配属先の名前や紹介等なく、自分たちの手柄のようにしゃべっていたから信じられない
・・・という理由で、いいイメージを持っていない様子。

でも大豆プロジェクトは連携してやっているし、Kのやってることにはもちろん興味があるそう。「Kについて、大豆について、勉強させてください」と再度お願いしたらたまたまその日Kから息子がきててお願いをし、ちょうど木・金と農家を訪問するということで同行させてもらえることに。


木曜オフィスを訪ねて遅れること2時間、車で出発!今日は4か所回るからと言われ、わくわく。村に着くとおぉ、人が集まってる!さっそくまだ植えられている大豆の様子をチェック、そして集められた収穫済みの大豆を量っていった。
量って、記録して、領収書をあげる。
一人ひとり、何㎏・大豆の品種・名前・連絡先・ID・口座を言い、領収書を渡され、後日払われる。
2時間くらいして次のグループに会いに行った。それにしても遠い。会いに行くにも道なき道を車で無理やり行く感じで、車はキズがつきまくり。道が半端なく悪く、しかも走行スピードが早いので何度もポーンポーンと飛び跳ねながら進む。そして酔う。最後のグループはタンザニアの国境近くに住んでいて(ミゴリ自体がタンザニアまで20㎞位のところにある)、そこを出発したのが6時過ぎ。帰りはさらにスピードを上げるので吐く寸前まできて、ドライバーのジョークにも無反応のまま車に揺られること2時間。何とか持ちこたえ、家に着いたのが8時になっていた。大家さんも心配して何度も電話をくれ、帰ったら晩御飯(トマトパスタ+ヤギ肉)をくれた。せっかくのおいしい料理も気分が悪く味がよくわからず・・・

何をしたわけでもなく頭痛と吐き気に耐える一日でした。でも息子のリーダーシップを始め、Kから学ぶことは本当にたくさんあるなと感じた。しかもいい人だし。来週からも週に数回通ってKが年間を通してどんなことをやっているのか、会社からも個人からも大豆の育て方・農家とのやりとりを勉強させてもらい、いろいろ盗ませてもらいたい。そして私個人でも小規模農家さんたちに還元できる方法を考えよう。住民の健康UPをねらって大豆の栄養・調理法講座もいいなぁ。まぁのんびりかまえてやっていきます。