2011年9月11日日曜日

Migoriのおもしろさ

私はMigoriにきてほぼ毎日が楽しいと感じられる。
でもケニアにきたばかりのころ、正直ホームシックになってました。日本シックともいえる。
日本って本当に物質的に豊かで平和だなと思った。たとえば「よし、今日は贅沢して寿司たべにいこう」「週末はどこどこへ電車でぱーって行こう」って色々できる。いつ物とられるかもしれないという心配や、夜暗くなるまでには家に入っとかないと、といったこともない。食べ物や飲み物も安心して飲める。建物がきれい。服装もみんなきれい。水、電気、病院・・・あるから心配せずに生きていられる。そんな日本に私は慣れすぎていたなぁとこっちにきて気づいた。

ナイロビでの1カ月と数日、同じ仲間と過ごす毎日、楽しかったけどもうナイロビはいいかなと思っていた。ナイロビは本当に都会でなんでも揃うしむしろ日本とあんま変わらんのんじゃないかと思うところがあった。田舎育ちなので都会は疲れる…
Migoriにきて一人になって仲間がいなくてさみしいと思うこともあったけど、慣れてきて友達もできてきて、いつからかさみしさは消えてた。近くに行くだけでも必ず話しかけられ、さみしいとか考える暇がないのかもしれない。今一番の友達はエチオピア人のブセ。いつも行く道とは反対に行ってみようと思って歩いていると声をかけられた。ブセはソーダのみを売る店をしている、性格も見た目もかっこいい女性だ。今は週に1,2回通っている。ルオ語を教えてもらったり、しゃべったり、ぼーっとしたり、すごいリラックスできるから不思議。


エチオピア出身のブセ。Friendではありませんsisterです。
本気にするケニア人にウケた。顔の作り全然違うでしょ!
 
ブセの店。いつも常連さんに会える。
外を歩いているだけでたくさんの出会いや出来事がおこる。
野菜売りのおばさんがまけてくれたとき、前は「Chinese」とすれ違いざまバイクタクシーのおじさんたちに呼ばれてたけど、努力の甲斐あってか、たまに「Japanese」と呼んでくれるようになったとき、「君はきれいだ」「いや、お兄さんこそハンサムだわ~」「結婚してくれ」「いえ結構です」といったお兄さんたちとのほぼ毎回同じなたわいもない会話、おばちゃんたちの素敵な笑顔とでかい笑い声・・・小さな事かも知れないけど、人とのあたたかい関わり合いがたまらなく好き。
嫌な面もたまにあるけど、まだきたばかりで見えてないのだと思う。活動が進むにつれたくさん見えてくることでしょう。でも嫌なとこより、いいとこ探しをしていきたい。

もうすぐ深夜の1時なのに、どこかで歌と太鼓の音が聞こえる。21時くらいからずっと。演奏の合間に誰かが大きな声で何かを伝えてるっぽい。集会なのかお祭りなのかわからないけど、行きたい気持ちを抑えて明日音が聞こえたところに行ってみたいと思う。そんな私の心までも躍らせてくれるMigori・・・まだまだ掘り出せば出てきそう。わくわく。

ブセの店から帰る途中。なんか落ち着く